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良い歯医者の見つけ方〜歯科技工士から見た歯医者の実態
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| HOME | 2008.04.24 Thu総入れ歯(総義歯、コンプリートデンチャー)が出来上がるまで その1
説明するまでもないでしょうが、総入れ歯とは、自分の歯がすべて抜けてしまったときに入れるものです。
最近は歯科医師会の8020運動のおかげか、患者さんの健康意識が上がったからか、高齢者でも総入れ歯のお世話になる人は減りました。 それでも歯周病が重い患者さんとかは、残念ながら入れ歯になってしまうことが多いようです。 さて、この総入れ歯は、歯科技工の中では比較的単純な作業工程なのですが、取り外し式の入れ歯のなかでは、もっともむずかしい入れ歯といえましょう。 自分の歯がまだ残っている人は、その残っている歯に金具(クラスプ)をひっかけたり、インプラント(人工歯根)を併用したり、磁石を利用したりするなど、外れないようにする方法がいろいろあるのですが、総入れ歯はそのような方法が不可能なのです。 もし、費用も気にしないということであればインプラントを利用する方法もありますが、そこまで費用をかけられるような患者さんはほんの一握りです。たいていの患者さんは、あまり使い物にならないような総入れ歯で我慢しているのではないでしょうか。 (※ポケットデンチャーの記事もご覧ください)
上手な総入れ歯というものは、隙間がなく、入れ歯の裏側と、顎の粘膜面との間がピッタリしています。
たとえば、平らなガラス板とガラス板の間に水を入れるとピッタリ吸い着いて外れなくなりますよね。具合がいい総入れ歯もそのような理屈でピッタリしているから外れないのです。 でも、そのような入れ歯に巡り会える確率がきわめて低いといえましょう。歯型の型取りがメタルボンドセラミックス冠以上にむずかしいのです。 言いかえると、それだけの技術がある歯医者さんに巡り会える確率が低いともいえるからです。 余談ですが、欧米では「デンチュリスト」と呼ばれる歯科技工士が存在しています。 この資格がある歯科技工士は患者さんの口の中に直接触れることができますので、入れ歯の型取りもできます。 また、製作者でもある技工士がオーダーメードの洋服のように、直接患者さんの要望も聞くことができますので良い入れ歯が出来やすくなるのです。 日本でも、昭和のころは歯科技工士が入れ歯を作るだけでなく、歯科医師が「デンチュリスト」を兼ねて、直接入れ歯を作ることが珍しくなく、患者さんは今ほど入れ歯への不信感はなかったような気がします。 現在の公的保険制度が導入されてから、患者さんも増え、歯医者さんは入れ歯を作るような時間もなくなりました。 その結果として入れ歯の不満が多くなったような気がします。 そのようなことを考えると、我が国でも「デンチュリスト」制度を検討すべき時期に来ているのではないでしょうか。
テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体 ≪最新の差し歯素材、ジルコニアのことなど | Home | 腕が良い歯科技工士とは≫ Comment
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