総入れ歯(総義歯、コンプリートデンチャー)が出来上がるまで その2
さて、これから総
入れ歯の技工工程の説明に移りましょう。
総
入れ歯の工程は、おおまかに言うと次の6段階となります。
1.模型作り
2.咬合堤(咬合床,蝋堤)作製
3.咬合器装着
4.人工歯排列(配列)
5.重合
6.研磨
それでは、この順番に従って説明をします。
1. 模型作り
この工程は、メタルボンド冠とほぼ同様ですが、異なることは総
入れ歯の模型は「顎(歯ぐき)]だけで、歯がまったく無いということです。
入れ歯も、メタルボンド冠と同じように適合性が重要です。
顎と入れ歯とが、ピッタリと合えば、固いおせんべいでも、リンゴでも肉でも噛めます。笑っただけで、
入れ歯が簡単に外れてしまうようなこともありません。
ただ、総
入れ歯の場合、部分
入れ歯のように残っている歯も利用して外れないようにするような工夫はできませんので、その分、歯科医の型取りの精度も、重要な条件となります。
総
入れ歯は、「
顎との適合の良し悪しがすべて」と言えるでしょう。
総
入れ歯の、いわゆる「トリミング」作業は、「
入れ歯の大きさ(床縁)を、顎(歯ぐき)のどのあたりまでにするか」を分かりやすくするためのものです。
つまり、
入れ歯の大きさが適切でないと、ピッタリした
入れ歯ができないのです。
顎が隆起している部分を顎堤(がくてい)といいますが、この顎堤がやせていると、これまた、
入れ歯が外れやすくなります。