入れ歯や差し歯は、どのようにして出来上がるのでしょうか。
ここでは僕ら歯科技工士の視点から解説してみます。
この解説を読んでいただければ、歯科医療における歯科技工士の重要な役割も同時に理解していただけるでしょう。
このブログではおもに、代表的な歯科技工である「メタルボンドセラミックス冠」と「
総義歯」が完成されるまでを解説します。
「メタルボンドセラミックス冠が出来上がるまで」メタルボンドセラミックス冠は、代表的なセラミックス(陶材)の差し歯です。
メタボンと略す場合もありますし、セラモメタルクラウンともいいます。
メタルボンドセラミックス冠は、七宝焼の原理で、金属にセラミックスが張り付いている差し歯です。
現在ではツメモノ(インレー)やクラウンについてはコンピュータを利用したCAD・CAMなどの器械でも作れるようになりましたが、メタルボンドセラミックス冠など美的センスまでも要求されるような差し歯は、現在でも熟練の歯科技工士でなければ本当にいいものはできません。
メタルボンドセラミックス冠の技工工程は、おおまかにいうと全部で次の8段階となります。
1.模型作り
2.ワックスアップ(蝋型採得)
3.鋳造(キャスト)
4.メタル調製(メタルアップ)
5.陶材築盛(ポーセレンビルドアップ)
6.形態修正
7.陶材艶出し(ポーセレングレージング)
8.研磨・仕上げ
それでは、この順番に従って説明を開始します。
続く