元歯科技工士の歯科医療コーディネーターが、歯科医療に関する様々な情報をお伝えします。
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あいぼりー歯の相談室
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良い歯医者の見つけ方〜歯科技工士から見た歯医者の実態
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プロフィール

須藤哲生

Author:須藤哲生
1949年、青森県弘前市(旧中津軽郡)で生まれる。
2才から15才まで神奈川県横須賀市で成長、以降は東京で暮らす。
1967年、東京医科歯科大学歯学部附属歯科技工士学校卒業。
同年、神奈川歯科大学補綴学教室入局。
以降、史上最年少の20才で、歯科技工所を開設。歯科技工会社経営のかたわら、歯科技工器材の開発や販売なども経験後、2001年、日本初の歯科医療コーディネートサービス(歯科医院仲介業)を開始。
その間、新聞やテレビなどのマスコミからの取材も多数。記事内容詳細についてはWebサイトにて掲載。
現在に至る。
猪突猛進型の丑年、水瓶座、六白金星、血液型はA型。幼年期自閉症の傾向にあったが、現在はその逆で自開症の傾向にある。
趣味は囲碁、読書、水泳、ママチャリサイクリング。

脳梗塞と放送大学体験記〜自開症全開中!

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僕の書いた本
ある歯科技工士の挑戦
最近の記事
2009.06.26 Fri
週刊朝日から取材がありました!
昨日、来月下旬に発売予定の週刊朝日ムック「いい歯科医」についての取材がありました。
僕ごときに、とても光栄なことです。

その本に、もしかしたら僕のコメントも掲載されるかもしれません。取材された記者に少々過激な発言(歯科業界のこと)をしてしまいましたので、今のところ僕のコメントは掲載未定です(苦笑)。

そういえば、昨年、NHKの「ためしてガッテン」とか「週刊文春」でも今回と似たような経緯がありました。「医療は娯楽には似合いません」と。
もう、いい年なのについつい子どもじみた面が強くて・・・。

いずれにしても、歯でお困りの人、ご興味ある人、週刊朝日ムック「いい歯科医」をどうぞご購入ください。
その本での歯科医選びは?でも歯科医療情報はきっと役立つとおもいますので。


良い歯医者さん紹介サイト あいぼりー歯の相談室

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2009.06.11 Thu
インプラントによる噛み合せ不全〜最近の相談室事例から
先に書いたインプラント記事のせいでもないのでしょうが、最近は入れ歯よりインプラントに関しての相談が増えています
インプラント
ある患者さんは、新聞の折り込み広告でインプラントが他の歯科医院の半額以下の15万円でしている歯科医院を見つけ、その費用の安さに惹かれ、ついその歯科医院で犬歯から臼歯にかけてのインプラントを3本入れたところ、その途端に噛み合せがおかしくなり(噛む位置が定まらない)、頭痛や肩の痛みや首が締め付けられるような状態となり、夜もほとんど眠れず、仕事も辞め、もう自殺しようかとまで思ったとのことでした。

ちなみに、インプラント1本についての手術費用は15万円でも、上部構造物のセラミックスクラウンが20万円で、基礎治療費が10万円で、合計で45万円の費用となり、結局はちっとも安くないことに。

別の患者さんのインプラントトラブルも負けず劣らず深刻でした。

その患者さんは、どうせ高額なインプラントをするのなら多少遠くても信頼できる歯科医にしてもらおうと思い、インプラントの本を何冊も書いているインプラント専門医?の診療所でインプラントをしてもらったのですが、なんと、2回も続けてインプラントが失敗した結果、顎の骨自体までボロボロになってしまったとのこと。

それ以来、流動食の毎日で、ついにうつ病になってしまいました。
ちなみに、総費用600万円。両方の歯科医とも、その後の対応にまったく誠意が感じられなかったとのことで、泣き寝入り状態となりました。

どのような名医でも人間である限り医療ミスはつきものです。
しかし、不幸にもそのようなミスを犯した場合でも、本当の名医はそのあとの処置を患者さんのせいにして逃げるようなことはせず、とても潔いものです


一般の方には、インプラント治療や歯列矯正治療の失敗で噛み合せ不全を引き起こすことは余り知られていないようですが、最近どこの歯科医院でも経営上のこともあり、安易にインプラント治療をするようになりました。
今後は、インプラントの定着トラブル(不適切な治療のために埋め込んだインプラント周囲の炎症や、インプラントが顎の骨から外れてきたりするトラブル)もさることながら、それ以上にインプラント上部構造物による噛み合せ不全トラブルが増えてくることでしょう。
このことが杞憂に終らなければよろしいのですが。

話は変わります。
インプラント治療や歯列矯正治療に限らず、患者の深刻な悩みに付け込んだとしか思えないような低劣なモラルの歯科医は残念ながらいます。
そのような歯科医は、経済的に余裕がない患者であったとしても強引に高額治療を勧め、患者が断りきれずにその治療をしたばかりにかえって悪化し、自殺したりノイローゼになったりするのです。

新聞や雑誌などと違い、医療における広告規制がまったくないインターネットの普及も歯科医のモラル低下の助長に拍車をかけています。

機会あるごとに歯科医に伝えたり、このブログなどでも書いてきましたが、高額な自費治療をする場合、歯科医院側は、患者に対しあらかじめ費用を明示し、何らかの保証書を出すべきです。そうすればあまり腕に自信がない歯科医は行き過ぎた治療も抑制するようになるのではないでしょうか。

なお、特に保証措置については、保険会社が患者のためにも歯科医のためにも、歯科医療保証保険というものを、検討すべきだと思います。

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2009.05.22 Fri
朝日新聞記事、“インプラント手術の「1回法」普及”のことで思ったこと
前回の記事、朝日新聞にインプラント記事。その偶然にビックリ!の続きです。

5月13日付け朝日新聞のインプラント記事を読んで、インプラントの「症例数」の他にもう一つ気になったことがあります。
最近では、1回の手術で仮歯まで入れる「1回法」と呼ばれる方法も普及している。 ”という箇所です。
こういう書き方ですと、手術が2回にわたる「2回法」が「1回法」に比べて時代遅れみたいな印象を患者さんに与えそうな気がしたのです。

無論、患者さんの気持ちは少しでも早く噛めるようにしたいとか、治療も早く終了することを望むことが当り前ですから、「1回法」が決して悪いというわけではありません。

しかし、僕は、将来のトラブルなどを考えた場合、「1回法」よりは断然「2回法」が安心だと思うのです。
現実的に考えても、1回法が適用できる患者さんは顎の骨がしっかりしていることなど、いくつかの条件がありますので、実際に「1回法」を適用できる症例の患者さんは極めて限られているのです。

インプラントの「1回法」云々のことも然りですが、治療方法が最新式だから良い歯科医院というわけでもなく、治療が早ければ良い歯医者さんというわけでもなく、患者さんの希望に何でも応えることができる歯科医が良い歯医者さんというわけでもなく、はたまた費用が安いから良い歯医者さんというわけでもありません。

すべからく医療というものはそのプロセスや手法よりも長期的にわたる「安心・安全」というメルクマール(指標)が最も大切なことであることは自明のことでしょう。

つい、そのもっとも医療として大切なことを忘れがちな患者さんが(歯科医も)案外いるようです。医療サービスは娯楽やショッピングではありません。

それと、もう一つ僕ら歯科技工士の立場で患者さんにも知っていただきたいことがあります。

差し歯やインプラントなど、歯冠修復に関連している治療は、歯科医だけでなく、歯冠の製作者である歯科技工士も介在しているわけですから、急いで治療を進めることは、その分のリスク、つまり品質のレベルが低下する懸念がありますので、患者さん側も無理に治療を急がせることは避けたほうが無難です。

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